21系独立インクカートリッジ
インクの補充方法



インク補充に関する注意事項
 インク補充に利用するカートリッジに残っているインクを抜き取ってから補充しますと、インクの通路に空気が入り、印刷できません。
インク補充のタイミングとしましては、インク切れランプが点灯しましたら、まだインク切れになっていないほかのカートリッジも含め、全色補充すると経済的です。ヘッドクリーニングによるインクの無駄遣いと時間の節約になります。
 また、できれば、インク切れランプが点滅する少し前にインクを補充してやると、カートリッジも長持ちしますし、トラブルが少なくなります。
インクの補充は、こまめにインクを継ぎ足すのがベストです。おもさが42g以上で満タンです。くれぐれも、インクを抜いたりしないようにしてください。
 インクを補充したカートリッジを数セット作り置きしておくと便利です。

1.注入口の作成



 インク出口に近い方の穴のシールを取り除きます。
このとき、青いラベルは剥がさないでください。
カッターナイフで不要な部分を切り取り、剥がしてください。
青いラベルの下にある透明のフィルムも剥がしてください。


   (カッターナイフは各自で用意してください。)
2.ノズルの接続



 詰め替えノズルが、カートリッジの穴にちょうどはいることを確認しましょう。
ノズルは段がついていますので、押し込むとちょうどよいところで止まります。
どこまではいるか位置を確認して下さい。少し回転させますと、インクが付き、位置がわかりやすくなります。


 
3.ノズルのカット


 詰め替えノズルの先端は、小さな穴が開いていますが、この穴では注入しにくく、カートリッジ内に空気が残りやすくなります。適当な場所でカットします。
2〜3mm程度差し込める長さにカットします。やや斜めにカットすると、空気が抜けやすくなります。

 なお、注射器のシリンダー後端には、ピストンが抜け落ちないようにストッパーがついています。取り外す必要はありませんので、そのまま使って下さい。

4.インクの補充

 詰替ノズルに注射器をはめ、注射器を上にして、ピストンを1cmほど引き、カートリッジ内の空気を抜きます。(多くの空気を抜くと、カートリッジに負担がかかります。)
空気を少し抜き、注射器をいっぱいまで押し込みますと、インクと空気が入れ替わります。

この【空気抜き→インク注入】を数回繰り返します。
使用済みのカートリッジには、10cc程度はいると思います。

 ピストンを引き上げた時、空気でなく、インクが入ってくれば満タンです。
ただし、カートリッジ内に泡が発生し、空気がうまく抜けていない事があります。
タンクを回転させたり、少し放置したりして、なるべく多くの空気を抜きましょう。

 詰替ノズルの取り付けは、上記と同様です。
注射器に詰替ノズルをはめ、12ccほどインクを吸い取ります。次に、カートリッジに接続し、注射器を上にして、ピストンを3cmほど引き、カートリッジ内の空気を抜きます。
カートリッジ内の圧力が下がりますので、適当なところで手を離しますと、ピストンが自然に戻り、空気の換わりにインクが注入されます。インクを押し込む必要はありません。

この【空気抜き→インク注入】を数回繰り返します。
10cc程度はいると思います。

 ピストンを引き上げた時、空気でなく、インクが入ってくれば満タンです。
ただし、カートリッジ内に泡が発生し、空気がうまく抜けていない事があります。
タンクを回転させたり、少し放置したりして、なるべく多くの空気を抜きましょう。

注意)注射器は、プラスチック製ですので、古くなりますと、摩擦が大きくなり、ピストンが自然に戻らなくなります。ピストンの戻りが悪いようでしたら、新品の注射器と取り替えるか、インクを押し込むようにしてください。抜いた空気の分だけ押し込みます。
 インクは、満タンに補充してください。

カートリッジ内に空気が残っていると、インク通路に空気が入り、カートリッジが使えなくなったり、印刷途中で、インクが出なくなったりします。
ICチップは、インクの残量をモニターしているのではなく、電気的に、印刷回数をカウントしているだけです。
満タンに補充しないと、ICチップとの差ができるため、トラブルの原因になります。

おもさが42g以上で満タンです。キッチンばかりを利用すると便利です。
5.注入口封印

 インクが満タンになったら、ゴム栓で封印しましょう。

注意)青いラベルの部分を持って封印しますと、インクが吹き出ることがあります。

参考)カートリッジがインクで汚れたときは、アルコールでふくと、簡単にきれいになります。
    コーヒーの燃料用アルコールが一番いいです。台所用のアルコールでも代用できます。
6.初期化装置の準備

 最後に、ICチップの初期化です。
初期化装置に付属のガイドをとりつけても、取り付けなくても結構です。


電池がなくなった場合は、2本のねじをはずし、ボタン電池3つを交換して下さい。
  (ボタン電池は市販のゲーム用です。型番 LR41)

7.ICチップの初期化

 ICと初期化装置の接点がうまく接触するようにします。
少し押し込みますと、接点がうまく接触し、初期化が始まります。
 初期化中は、赤ランプが3〜4回点滅し、緑のランプの点灯に変わります。これで初期化終了です。

 うまく接点が合っていない場合は、赤の点滅後、緑にならずに、赤の点灯となります。
接点のあわせを確認してもう一度行って下さい。また、電力不足・ICの破損でも赤の点灯となることがあります。赤ランプの点滅後、赤も緑も点灯しないときは、電力不足です。電池を取り替えてください。

(初期化に失敗した場合、まれに、ICチップに異常電流が流れて、壊れてしまうことがあります。ICが壊れると、データを読めませんので、プリンタに接続すると「純正のカートリッジをご使用ください。」という、エラーメッセージが出て動きません。)
8.保存


 インクの出口をアルミテープで封印すれば、保存ができますし、詰め替え済みのカートリッジが一目でわかります。
出口を下向きにして保存した方が、よいようです。

 カートリッジをプリンタに取り付けるときは、アルミテープを剥がしてから取り付けましょう。
9.片づけ

 注射器型のスポイトは、付属のゴム栓で先端からインクが漏れないようにします。
詰替ノズルは水洗いし、乾燥させて保存してください。

アルミテープ以外の道具は繰り返し使えます。
カートリッジの保存は、サランラップに包み、ビニール袋に入れるとよいようです。
10.取り付け・印刷

 カートリッジをプリンタに取り付けて印刷してみましょう。
印刷前には、ノズルチェックパターン印刷することをおすすめします。
プリンタの電源を入れるとき、用紙ボタンを押したままにして電源を入れそのまま押し続けると3秒程度で、ノズルチェックパターン印刷が始まります。
 電源が入ったまま、インクを取り替えますと、インクの残量表示が取り替え前のままになります。ヘッドクリーニングを実行していただきますと、カートリッジのチップの状態を読み取りますので、満タン表示となります。
11.2回目からは

 2回目の補充からは、ゴム栓をとって、同じように補充してください。
ゴム栓は、劣化してちぎれてしまうまで繰り返し使えます。


追伸)カートリッジの耐久性について
 
 カートリッジの耐久性についての質問をよく受けます。カートリッジの耐久性は、一概にはいえません。当方では、使い始めて2年目に入りましたが、特に問題なく再充填できています。このタイプのカートリッジは、スポンジにインクを吸収させるタイプではないので、かなり長持ちするはずです。カートリッジが使えなくなる原因は、
 1.気密がなくなる。(注射器で、インクを押し込みすぎまたは、空気の抜きすぎによる圧力での破損)
 2.インク出口のシリコンゴムの劣化。
 3.ビニールシールドの剥がれや破れ。
などが考えられます。インクを補充後、一晩寝かせておいて、インクが漏れるようでしたら、交換してください。

 また、耐久性についての情報を募集しています。情報をお寄せ頂けると助かります。

12.注射器へのインク注入方法

 注射器型のスポイトは、消耗品ではなく、ピストンのゴムが劣化し、気密がなくなるまで繰り返し使えます。
注射器にインクを注入するには、こちらをクリック→「注射器へのインク注入方法」
  手が汚れてしまったら・・・ 
  
 ちょっとしたミスで、手にインクが付いてしまうことがあります。このときは、塩素系漂白剤(ハイターなど)で手を洗って下さい。
漂白しますので、インクの色は落ちますが、特有のにおいが付き、手がぬるぬるします。
そこで、お酢でもう一度洗います。ぬるぬるとにおいがたちどころに消えます。
その後、石けんで洗えば人前にでられるようになると思います。
 また、利用者の方から、ホームセンターなどで売っている「自動車修理の時に使うピンクの粉石けん」がきれいに落ちるそうです。価格も6Kgで1,000円以下だそうです。爪のあいだにはいったインクもこのセッケンを歯ブラシにつけてこするとよく落ちるという情報をいただきました。ありがとうございました。


インクが出ないトラブルについて
  インクを補充してもうまく印刷できないという場合の対処法はこちらをクリック ←たいへん参考になると思います。

        Mail